鍼灸治療とは?
心身のバランスを整え、病気を未然に防ぐという、予防的な考えを中心にした医療体系です。病気になる前の未病の段階で体調を整えます。
東洋医学では、人が生きていくうえで重要な3つの要素気・血・水がスムーズにめぐることで健康が保たれています。
気・・・血と水を運ぶ役割をし、全身をくまなく巡らせる。―自律神経系―
血・・・栄養を運んだり、老廃物を押し流したりし、体内環境の調整を行う。ー内分泌系(血液やホルモンなどを含めた体液系)―
水・・・潤いを与えウイルスや細菌から身体を守る。―免疫系―
東洋医学の伝統的な診断技術を用いて全身の状態を読み取り、ツボに鍼や灸をすることにより気・血・水の流れをよくし、そのバランスを整えることによって、人間の身体に本来備わった治癒力(自然治癒能力)や免疫力を高めます。
結果として、痛みや病気を改善へと導きます。
現代(西洋)医学において”原因不明”とされた病でも、東洋医学にもとづいて診断・治療を行うと、解決の糸口が見つかることがあります。
また、検査等を受けても異常がないにもかかわらず、心身の不調でお困りの方もぜひご相談ください。
料金
保険適用 | |
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初診料 | 三割負担の方・・・1,500円程度 |
一割負担の方・・・500円程度 | |
2回目以降 | 三割負担の方・・・500円程度 |
一割負担の方・・・200円程度 | |
保険外施術 | |
初回 | 4,000円 |
2回目以降 | 2,000円 |
小児鍼…刺さない鍼を使用いたしますので安心安全です。 | |
初回 | 4,000円 |
2回目以降 | 2,000円 |
健康保険適応症
- ■ 神経痛・・・・例えば坐骨神経痛など。
- ■ リウマチ・・・・急性、慢性で各関節が腫れて痛むもの。
- ■ 腰痛症・・・・慢性の腰痛、ギックリ腰など。
- ■ 五十肩・・・・肩の関節が痛く腕が挙がらないもの。
- ■ 頚腕症候群・・・・頚から肩、腕にかけてシビレ痛むもの。
- ■ 頚椎捻挫後遺症・・・・頚部の外傷、むちうち症など。
鍼灸の適応例
最近、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表しました。
WHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた病気には、次ぎのものを挙げています。
- 【神経系疾患】
◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
- 【運動器系疾患】
関節炎・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
- 【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
- 【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防
- 【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
- 【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
- 【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
- 【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
- 【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
- 【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
- 【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善